配信日:2005年07月05日
第139号
★変な天候ですね
暑かったり、寒かったり、雨が全然降らなかったり、豪雨になったり
変な天候ですね。これらの、ちぐはぐ、バラバラ、ハプニング感は
変化の予兆では。都議選は無難な結果でしたが、底にはマグマが
ドロドロしているのでは。
★こんな仲間達と仕事をしています、客員研究の人たち。
日本オリエンテーションには、個性的な客員研究員の方々がいます。
企業でいろいろな経験を積み、私との共感感も高い人たちです。
川上義昌氏は、私と同じ年で、過去歴も共通しています。
学生時代に、早稲田大学で箱根駅伝を2年間走ったアスリートです。
現在もマラソン大会にでるなど、バリバリ走っています。
私と一緒に旅行をしたときなど、早朝に走っているのをよく見ました。
花王で、販社の社長で販売組織作り、ソフィーナの販売部長で新規事業
立ち上げに貢献し、食品事業部長では、「エコナ」立ち上げの総指揮を取り、
成功に導きました。
日本オリエンテーションでは、新規事業の立ち上げ、ブランド戦略、
エリアマーケティング戦略づくりの指導、TCRのカウンセリング、
教育などを行っていきます。
大西正巳氏は、サントリーのチーフブレンダー、山崎の蒸留所長を歴任。
サントリーのブランデーづくりを中心に、ウイスキーなど蒸留酒の
酒類開発に、従事してきました。いまでもバーテンダーに対して、テイスティング
の指導を行い、その感覚・感性力が高く評価されています。
日本人の豊かな感性を育み、グローバルに発信できる日本のお酒を開発したいと
思っています。
現在は、酒類メーカーに対するコンサルティング、セミナー講師として活躍。
日本オリエンテーションでは、「こだわり型モノづくり」「感覚・感性型商品開発」
「官能評価システム開発」などのカウンセリング・指導と教育を担当しています。
いつもおいしい酒を、深く味合う仲間です。
笠原耕三氏は、トンボ鉛筆 でマーケティング・スペシャルアドバイザーの
仕事をしています。今年から、日本工業大学専門職大学院客員教授として、
MOTでの商品開発を担当します。セミナー講師経験も長く、雄弁家です。
大変な趣味人で、ばらの栽培者として有名であるだけでなく、写真、シガー研究も、
専門家です。つりの達人でも有り、私も釣りたての魚をさばいて持ってきてくれ
るなど、そのご相伴に預かっています。
日本オリエンテーションでは、ロジカルでサイコロジカルでサイエンティフィック
なマーケティングを担当。「商品コンセプト開発」「商品開発調査手法」
「商品開発スキル手法」などの、コンサルティング、カウンセリング、講師など
担当します。
現在、日本オリエンテーションと一緒に仕事をしてくれる仲間が多数います。
資生堂の商品開発部部長を歴任した、戸木純氏。
化粧品開発だけではなく、シニア市場、富裕市場のマーケティング・商品開発の、
カウンセリング、講師などの仕事をご一緒したいと思っています。
「香りのマーケティング」「感性マーケティング」「テキスト・データー
マイニング」「健康マーケティング」の専門家との連携も強くしています。
これからも、専門的、個性的な客員研究員、専門家との連携で、
新規事業、マーケティング、商品開発などの分野で、コンサルティング、
カウンセリング、企画提案、教育などの仕事を充実したいと考えています。
★マイカレンダー 21日(火)?7月1日(金)
この10日間に20人を超える人たちとお会いしました。
話が弾む人も、弾まない人も、興味旺盛で目がキラキラした人、
眠そうで目が曇っている人。いろいろな方々にお会いしました。
3日(日)に企業のマネージャーの方がやっている「アントレプレナー塾」に
行ってきました。起業家を目指す学生を中心に7?8人の塾生と聴講生で総勢
15人ぐらいの参加でした。
自分が学生の時に、教師から、いろいろ教わったことの恩返しで、日曜日を
割いて、学生に教え、刺激をもらっているそうです。
教える方も、教わる方も生き生き、輝いていました。
今日的マーケティング課題、立ち食いそばやのケース研究、どれも魅力的です。
塾生の質問も鋭く、答える内容もなるほどと関心。打々発止の会でした。
私は、日本オリエンテーションのやっている仕事について話をしました。
実際のコンサルティングの仕事に大変興味を持ってくれたようです。
「商品開発プログラムのたて方セミナー」(7月26日スタート、募集中)の
よい刺激になりました。
今週の土・日一番で映画を見るは「バットマンビギンズ」バットマンなんてと
思って見たのですが、イギリス人がつくると、エンターテイメントもこうなるの
かと関心、深さのあるエンターテイメントになっていました。ただ動体視力が
よくないとイライラするところもあります。お薦めです。
落ち込まなくとも、落ち込んでも、人に会うことが大切です。
日本オリエンテーション 主宰 松本勝英
・・・‥‥……………‥・・‥…………‥‥‥・・・‥…………‥・・
■『漢方薬の基本と組織の「組み合わせの妙」』
★解 説
漢方薬に基本は「君・臣・佐・使」という4種類の薬の組み合わせ。
君薬は中心になる薬、臣薬は君薬の働きをより有効に発揮させるように君薬を
助ける。佐薬は副作用を抑えたりした、君薬・臣薬の働きを調整する。
さらに使薬は飲みやすくするなど、処方全体の調和を計る。
このようにして複数の薬の相乗効果をフルに引き出す。ここで注目することは、
ある処方では君薬となる薬が、別の処方では臣薬や佐薬として用いられることだ。
君・臣・佐・使という使い分けは、あくまでも組み合わせの中での役割であって、
それぞれの薬の固定し性能、効果ではないこと。組織の「組み合わせの妙」でも
ある。
「モノづくりのこころ」常盤文克(日経BP社)
★ミネラル
昔サッカーの長沼健氏が、サッカーチームの編成について同じようなことを
言っていた記憶があります。
チーム、組み合わせの妙を東洋的視点で考えてみると、おもしろいチーム、
組織理論が出来るのでは。だけど深そうですね。
・・・‥‥……………‥・・‥………………c‥‥・・
■『感性品質パーシーブド・クオリティ』
★解 説
人間の五感のうち「見る」「聞く」「触れる」の三つの感性を評価し、
数値化することで商品開発に生かす。日産がルノーから導入。
車の概観や内装、シートカバーの手触り、エンジン音、静粛性などが対象。
★ミネラル
生活DELIGHTの商品開発システムです。フランスにはフランス人の
感性評価基準があり、大変参考になると思いますが、グローバルに通じる
日本の感性評価システムを開発しなければいけないのでは。
日本オリエンテーションには、国際的な感性評価の研究実務経験者がいます。
興味ある方はお問い合わせを。
・・・‥‥……………‥・・‥…………………‥‥・・
■『積極的な快適性』
★解 説
ワコールの「感じるブラ」は積極的快適性を開発。
「締めつけるマイナス面を取り除いて、心地よさを強調するのではなく、
身につけた方が気持ちようブラジャー」
そのために「利き酒ならぬ利きブラ」を行った。試作品を身につけた後、
必ず身につけてきたブラジャーを身につけ、感覚を「リセット」をしてもらい
評価。
★ミネラル
ネガティブ解消商品開発から、ポジティジブ拡大商品開発へ。
三菱のビタミン、ポリフェノールが増える冷蔵庫、松下電器の髪の質をよくする
イオンドライヤーなど。これからの商品開発成功のポイントです。
・・・‥‥……………‥・・‥…………………‥‥・・
■『技術マネジメント力の時代』
★解 説
今や競争力の中核は、技術そのものではなく、技術経営力、
技術マネジメント力にある。
1、コンセプト創造ー仮説設定法が創造の源泉
2、構造化、スピード化ー技術開発プロセスを構造化し、
機能的仕組みに再設計する。
3、新しい技術経営手法と評価の尺度基準や計量方法
そのために、「リニア・モデル」からイノベーションの出発点の「市場」
を発見し、「実験」する、「市場発見・市場実験」モデルへ。
目標は単純明快にする「米アポロ計画は10年以内に人が月に行って帰る」
「テクノロジー・プロデュサー」制度。技術流通インフラの構築、などが
重要になる。
出所不明です。
★ミネラル
本当に、技術とマーケティングの両輪が回らなければ、価値を生み出せなく
なってきた時代です。技術経営、技術マネジメントとは、技術にマーケティング
の知恵を融合することです。技術だけでは成功しません。
・・・‥‥……………‥・・‥…………………‥‥・・
■『実質的効用開発手順』
★解 説
1、素材の特性リストづくり、・用いられる素材、・素材の構成
2、技術の特性リストづくり、・基礎製品技術・部品製品技術・製造技術
・利用技術
3、形態の特性リストづくり、・機能としての形・大きさ(量としての大きさ、
質としての大きさ)・構成(外的な商品構成、内部構成))
4、特性から「機能」を導く、・ものそのものの物言葉によっての規定・詳細に
わたっての規定
5、機能を「作用」に変換、物言葉を顧客の言葉へ・物の機能を顧客に
とっての「有用性に」
6、作用を「効用」に変える、・効用とは主体的な目的価値・ターゲットを
絞る・使用目的を絞る・評価して選択する・組み合わせて1つの
「ストーリー」にまとめあげる
7、有利な視点を設定する、・商品をどの角度から見て欲しいかの有利な
視点の設定・顧客の視点を把握して事前の十分な調整・イメージ化
・最終効果の強調
経営コンサルタント 広野譲氏
★ミネラル
シーズからコンセプトを開発するステップです。ポイントは製品、シーズ、
ハードのいままでにない特徴を、「機能」「作用」「効用」に、どう転換
させられるかです。いくら魅力的なシーズがあっても、効用に転換できなければ、
失敗の可能性が高くなります。
最終的には魅力的効用開発が消費者との橋掛けになります。
・■■■………………………………………………………………………‥‥・・
■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第139号 (2005/7/5) (c) 1999 Japan Orientation
・・‥‥………………………………………………………………………‥‥・・