1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第458号

配信日:2019年6月4日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
・・‥‥…………………… by Japan Orientation ………………‥・・・

    ■□ 第458号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『質感の技術』
      『人材育成』
      『デザインと美』
      『インパクトの強い価値観』
      『経営のコツ9カ条(リーアイアコッカ)』
      『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「winwinwin」忽那公範』

<伝言>
◆花王のヒットメーカーが伝授する社内教育・コーチング
ヒットする新製品、新事業を成功するための社内セミナー
「わくわく商品開発」講義 & 新商品、新事業についてのミニコンサル
担当コーチは、日本オリエンテーション客員研究員 忽那公範
花王で、新商品、新事業を立ち上げた元花王のヒットメーカーが立上げのコツを伝授。講義、ミニコンサルをします。
詳細はお問い合わせください。
office_j@jorien.com

わくわく商品開発社内研修会・講師紹介(PDF 86KB)

2019年6月4日(火)
 ベトナムの課題
 ハノイ、ホーチミン、バンコク、ホーチミンを2週間、旅をしてきました。
ベトナムの起業家の課題と悩み、日系企業の課題とその解決についていろいろディスカッションができ大変有意義でした。
 ベトナムの起業のテーマにスペシャリティーが欠け、コモディティーになっていて魅力がない、特化して魅力を高めるアドバイスを、また組織問題で、企業と働いている人たちのベクトルが揃わない。ある企業では、「ワンピース」をみんなで読んで、船に乗ったらみんなが一緒に努力することを共有化したり、凡事の非凡なる徹底を図る、などの話し合いをしました。
 日系企業の話では、流通問題とローカル化が課題、トラディショナルの流通がまだ主力で、そのルートを開拓するのに苦労、日系企業とベトナム最大の日本語学校の「ドンズー学校」との交流を図ることもローカル化にとって有意義では。
海外に出かける好奇心と体力とのギャップを感じてきています。

*「150回商品開発プログラムのたて方36時間セミナー」が6月13日、14日で終了するので、このセミナーは終了します。
今まで受講して下さったみなさん、受講を勧めていただいた方々に感謝です。 *「マツモト・ミネラル」「マツモト・ヒントビット」を、いままでのメールからの発信から、Facebookに集約する予定です。(7月予定です)
Facebookで読まれる方は、以下リンクからFacebookグループに参加してください。
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≪マツモト・商品開発ミネラル458号;アーカイブス11≫
アーカイブスです、19年前のマツモトミネラルの読み直しです。
2000年にどのような発信をしていたのか?
コメントに、追加のコメント*をつけました。

■『質感の技術』
★気づき
 重厚なヨーロッパの建築を支えているのは、建築技術の上手い下手ではなく、技術の背後にある哲学である。
要約すれば、第一に材料の使い方、第二に設計思想、第三に社会の哲学の違い。
1)材料の使い方
4.5mmの厚さをそのまま使う。1.6mm板を補強するため角や線を直角に折り曲げることはしない。強度を必要なところにそれに適した材料を当て、材料の良さ、特性を発揮させる。
2)設計思想
建物の設計手順に「芸術監督」「価値のチェック」。総工務の数%は必ず芸術家のために割く。
3)社会のコンセンサス
ひとたび形をなせばそれは社会的存在となる。社会の資産としてふさわしいものでなければならない。
マツモトミネラル第23号2000年09月01日

★コメント
 本物を創る哲学であり、風土ではないでしょうか。
*これからの商品は機能だけでなく、アート化していかなければ魅力にならない。
商品をアートにする考え方では。

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■『人材育成』
★気づき
 人材育成の狙いは“創意無限”と“一聞百考”の気合を引きだすこと
マツモトミネラル第23号2000年09月01日

★コメント
 創意は無限です。良い聞き手を見つけてどんどんアイディアをぶつけていくことがアイディアを生み出していくポイントです。聞いたことに対してなぜなのかの問いを発することが本質を理解するポイントです。
*触発の「場」、人と話しているときに、自分でも思っていなかったことが生まれてくる、触発しよう。いつもWHYを、発することも大切。

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■『デザインと美』
★気づき
 デザインから生まれる「美」はひとつの機能として存在する。
優れたデザインは人間の快感を再生産させる。美は機能に付属するものではなく、「美」そのものがひとつの機能。「美」は精神をデザインする。
マツモトミネラル第22号2000年08月11日

★コメント
 誰の言葉かメモが残っていませんがカッコイイですね。アパレルの先端的デザイナーはこのようなチャレンジをしているのでは。
*日本人の美意識は、主に四つの要素--「暗示」「簡素」「不均整」「無常」から構成されていると言われている。特に「簡素」シンプルは世界の美意識になっている。

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■『インパクトの強い価値観』
★気づき
1)経済、技術の革新をなす「効率」という価値観
2)便利、快適、家電や自動車
3)健康とか病気、環境などにかかわる安全
4)美。快。まだまだ遅れている
マツモトミネラル第24号2000年09月14日

★コメント
 美、快などの人間の感動を与える商品開発が必要で、そのための仕組みも大切です。
*これから生活をDELIGHTにする商品が価値を持ってくる。感覚感性を刺激して生活に楽しみ、喜び、感動を与えることが大事になってくる。

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■『経営のコツ9カ条(リーアイアコッカ)』
★気づき
1.ベスト人材を登用せよ
2.何を真っ先にやるかを決め、優先順位を常にリストアップしておけ
3.口頭で言え、短く言え
4.ゼニを稼ぐのはラインだ
5.遊びの場の広さを決めておけ
6.異端者を身近に置け
7.改革もいいが、商売を忘れるな
8.基本、基本、そして基本
9.微笑
マツモトミネラル第23号2000年09月01日

★コメント
硬と軟。攻めと守り。両面性がだいじではないでしょうか。
*今の経営の基本ですね。異端者を身近に置く、ゴーンさんも身近に異端者を置いておけば、凡事の非凡なる徹底、最後に微笑がいいですね。

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■『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「winwinwin」忽那公範』
 この言葉は、毎日の仕事のベースになっています。自分と相手と消費者の全員がwinになる結論にこだわる。多くの人は、世のため人のために仕事する気持ちをもっています。自分が世の中の役にたつ仕事をしていると思うと、 やる気がアップしてきます。そうすると、普段以上の力が出て、プロジェクトの成功する確率が高くなります。この3者がみんな100点でwinということは難しいですが、みんなが60点の満足度だとしてもトータル180点になって、大きな結果になります。
 一方、自分ができることをできるだけ頑張るという人がいますが、頑張るといいながら、だいたい普段通りの仕事をしていることが多いです。仕事を減点しないようにするといった雰囲気の職場では、このような会話がされて、大きな結果は生まれにくい。
消費者のwinと相手のwin。そして自分のwinにこだわって考えて、はじめて、大きな結果につながると思います。これは、きっと、本能的に、人間は世のため人のためになることをしたいと思うからだと思います。ある意味、生きた証をのこすことに近いのかもしれません。winwinwinの考え方は、やる気アップ、プロジェクト成功のキーワードです。
わくわく商品開発研究所 忽那公範(くつな きみのり)
https://www.wakuwakuken.com/

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『ある女流作家の罪と罰』CAN YOU EVER FORGIVE ME?
監督:マリエル・ヘラー
キャスト:メリッサ・マッカーシー、リチャード・E・グラント
ベトナムに行く飛行機の中で見た、かってのベストセラー作家が落ちぶれ、有名人の手紙を古書店に売ることを思いつき、偽造し友人と売り歩くが、偽物だと見つかる。
ストーリーとメリッサ・マッカーシー、リチャード・E・グラントの演技が良い。
6月19日よりデジタル先行配信だそうです。面白いです。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第458号(2019/6/4) (c) 1999Japan Orientation
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