1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第440号

配信日:2018年8月21日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第440号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『残存価値』
      『「自販機コンビニ」増設 セブン、コカ系と提携』
      『ドンキホーテの生き残り戦略』
      『柳井氏に学んだチャレンジ精神』
      『トムピーターズ 名言集』
      『「真面目な雑談のススメ」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』

<伝言>
第147回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2018年9月27日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです

◆『わくわく触発の会』感動、驚き、わくわくの商品を開発しよう。
松本勝英(日本オリエンテーション)と忽那公範(元花王)の共催
わくわくしながら触発し、商品開発、マーケティングのアイディアを得る『場』です。初めての方も半歩足を前に出してご参加ください、歓迎です。
今回のテーマは
『第2回:イノベーション・マインドを鍛える』
第1回目が好評で参加できなかった方が多数あったので、第2回目を開催します。
今回初めての人、前回参加した人も、キャンセル待ちで参加できなかった人もどうぞ。
参加者の課題、悩みをスタートに、イノベーション・マインドを鍛える、構え、視点、イマジネーション、クリエーションを高める方法などを触発したいと考えています。
日時:9月19日(水)19時から21時
場所:喫茶室ルノアール 新橋汐留駅前店 会議室(2F)
参加費:1,500円前後実費
申し込みは、9月14日(金)まで、日本オリエンテーションへ。
office_j@jorien.com

2018年8月21日(火)
夏休み明け
 一般的には今年の夏休みは、8月11日から16日までの6日間、長いところは19日までの9日間、ヨーロッパの休暇と比べて短すぎる、これでは日頃の溜まった「蓄積疲労」が回復しないし、「休んで疲れた」になってしまいます。
もっと有給休暇を活用して2週間ぐらいの休暇を取ることが必要では。
私は、8月になれば夏休み気分、外に出かけないで自宅で美味しいお酒を飲んで、料理を作ったり、本を読んだり、今年は行動経済学の本を5冊「ファスト&スロー上下」「予想どおりに不合理」「不合理だからうまくいく」「好き嫌い」刺激的で面白かった。マーケティングの仕事をしている人は「予想通りに不合理」がヒントになるのでは。
 映画は3本、暑くて外にでるのがしんどくて少なかった。「ブエナ・ビスタ・ソーシャルクラブ・アディオス」「ジュラシック・ワールド 炎の王国」「スターリンの葬送狂想曲」、帰りには日本一ハイボールのうまい店「ロックフィッシュ」で毎回2杯。高齢者の夏休みでした。

 9月2日から15日まで、ベトナムのハノイ、ダナン、ホーチミンに行って来ます。
70歳の時から行きだして6年目。今回も「マーケティングと起業交流会」を開きます。リーン・スタート・アップと具体的にプロジェクトをどう育てるかの話し合いができればと思っています。

■『残存価値』
★気づき
 ネットのフリマ利用者の半数以上は「売却を前提に新品を購入している」という。
消費者行動が専門の山本晶慶応義塾大学准教授は「消費財メーカーは中古品市場の拡大を新たな事業機会と捉えるべきだ」と指摘する。
消費者は「次に売れるもの」なら多少、値段が高くても購入意欲がわく。企業にとっては高い再販価格を維持できるブランド作りが焦点だ。プレミアム商品が広がれば物価上昇の糸口になるかもしれない。

★コメント
 車、住宅メーカーなどで、残存価値ナンバーワン、中古で売るときに一番高く売れる車、住宅を目標にしている企業がある。これからの中古流通の拡大に対して残存価値ナンバーワンは価値になる。

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■『「自販機コンビニ」増設 セブン、コカ系と提携』
★気づき
 セブン―イレブン・ジャパンはコカ・コーラグループと、「自販機コンビニ」と呼ばれる食品自販機の設置を広げる。飲料の自販機と一緒に、オフィスや工場に設置を提案する。店舗と店舗の間の「隙間」にも、コンビニの需要があると判断。
店舗を設けるスペースがないオフィス内などを開拓し、潜在的な需要を売り上げにつなげる。
日本経済新聞 2018.08.14

★コメント
 新しい売り場を開発する。スキマの便利を開発する。新しい売り場の提案と新しい売り場=買い場を開発しなければ市場が開拓出来ない。

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■『ドンキホーテの生き残り戦略』
★気づき
 大原社長は13日、「実店舗はあり続けるのか」と聞かれ、「中途半端では淘汰される。合理性か非合理性か、どちらかを極めなければ生き残れない」と答えた。
ドンキHDがめざすのはゲームのように買い物をしてもらう非合理の世界。スマホで来店を促し、客の遊ぶ場も増やす狙い。
日本経済新聞2018.08.14

★コメント
 消費者がわくわくする空間を作る、いまのGMS、スーパーの売り場には、わくわく、ドキドキ感が無い。ドンキホーテの売り場はジャングルで、獲物=商品をハンティングする楽しさが本能をくすぐる。本能を刺激しよう。

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■『柳井氏に学んだチャレンジ精神』
★気づき
 柳井さんの「原理原則」とは何でしょう。
「強く、企業をつくるための心構え。明確なビジョン、スピード、現場に立脚、常識に対して常にチャレンジ、常に顧客起点。言うだけなら簡単だが、本当に徹底しているのが柳井さんだ」
デジタルハーツホールディングス社長・玉塚元一氏
朝日新聞2018.08.08

★コメント
選択集中・単純明快・徹底卓越の凡事を非凡に徹底することでは。

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■『トムピーターズ 名言集』
★気づき
1. あなたの得意技は人を唖然とさせるものでなければならない。
2. 経験がないからできることもある。
3. めくらむほどのスピードで仕事をしよう。そのためには、成功にも失敗にも等しく報いる。罰するのは怠惰だけだ。
4. この世界で最も困難なことは、人々に新しいアイディアを受け入れてもらうことではない。古いアイディアを忘れさせることだ。
5. どんな職業であれ、偉大な力を出す人と人並み以下の力しか出せない人の差は、日々自己改革する想像力と熱意を持つか否かで決まる。
6. ブランド人になれ。
7. いちばん大切にしている信条、それを打ち砕く系統だった方法を編み出せ。
8. あらゆるリーダーシップは、すべて演技だ。
9. 釣った魚にエサをやろう。今の時代、安定したサポーターがいることを当然のことと思っていてはならない。
10. あらゆるプロジェクトの個々の評価法は? 私の答えは簡単。それは、「すごいか? ハッと息をのむか?」(どうか?)
11. 大バカものはロレックスを売る。天才はロレックス流のライフスタイルを売る。
12. 自分で自分を時代遅れにしなければ、誰かにそうされるだけだ。
13. 「半分だけの信頼」なんて、あるはずがない。飛行訓練生が初めて単独飛行するとき、教官が「半分だけ」横に座っているわけには…
14. けったいな人間を雇え。けったいな人間とは、6歳だろうが66歳だろうが、いつでもトラブルを起こしているような人間をさすの…
15. 成果も出ていないのに、ほめられるかって? ほめないから、成果が出ないのだ。

★コメント
 ユニークで直言家のアメリカの経営コンサルタント、トムピーターズの名言集。
ポジティブであり、本質的であり、ストイックであり、刺激的でもある。自分の行動刺激にしてみて下さい。

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■『「真面目な雑談のススメ」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』
 商品開発をする人は、真面目に雑談をした方がいいです。ついつい、普段仕事が忙しくて、雑談をすることが無駄のように思うかもしれませんが、雑談を多くすることで、成功確率が高まると思います。と言うのは、結局、雑談をすることで、視野が広くなって、消費者視点になります。生活者は、ひとつの分野のことだけを考えているわけだはありません。広い視点で、あるカテゴリーのことを見ています。その感覚を育てるのが、真面目な雑談だと思います。
 雑談もなく、一生懸命、担当の仕事関連の情報収集、作業をしていると、結局、わかっていることの理由をいっぱい探すこと、もしくは、みんなが考えていることを繰り返すことになりがちです。多くの人が、この失敗をしがちです。商品を成功させることの絶対必要条件は、何か新しさがあることです。生活者は、新しいことを求めていると思いませんか?
変化を求めていませんか?だから、雑談をすることは、生活者の気持ちになって、新しいことを発見できるのです。注意点は、雑談をしているときも、常に、商品のことを考えていることです。ちょっと公私混同気味になりますが。
みなさん。真面目な雑談をしましょう。
忽那 公範(くつな きみのり)

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ アディオス』
現メンバーによる最後のツアーのドキュメント。メンバーの死もあり、寂しさがあるが最高でした。
『スターリンの葬送狂騒曲』
ブラックコメディー、英語だったのが気になった、最初の10分ほど寝てしまった。
『ジェラシック・ワールド 炎の国』
出来上がり過ぎていて。わくわくどきどき感が感じなかった。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第440号(2018/8/21) (c) 1999Japan Orientation
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