1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第460号

配信日:2019年7月2日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
・・‥‥…………………… by Japan Orientation ………………‥・・・

    ■□ 第460号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『「プチ哲学」佐藤雅彦』
      『ブランド基本的性格』
      『改良とは』
      『複合家族』
      『新しい「家庭需要」を』
      『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「部下の育成」忽那公範』

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2019年7月2日(火)
 コンサルタントの道2
 40年で200社、300プロジェクトのコンサルティングの仕事をして来ました。
主な企業は、アサヒビール(株)、アルパイン(株)、味の素(株)、赤城乳業(株)、(株)NTTドコモ、江崎グリコ(株)(グリコ乳業、グリコ栄養食品)、大塚製薬(株)、カゴメ(株)、カルピス(株)、カンロ(株)、キッコーマン(株)、キユーピー(株)、キリンビール(株)、グリコ乳業(株)、協和発酵バイオ(株)、小林製薬(株)、サントリー(株)、三洋電機(株)、(株)資生堂、正田醤油(株)、積水ハウス(株)、田辺製薬(株)、タカナシ乳業(株)、タカラベルモント(株)、大東建託(株)、宝酒造(株)、トヨタ自動車(トヨタホーム(株))、東レ(株)、ダイハツ工業(株)、中外製薬(株)、トステム(株)、長瀬産業(株)、日清製粉(株)、日本水産(株)、日本たばこ(株)、白鶴酒造(株)、パルシステム生活協同組合連合会、ハウス食品(株)、(株)日立製作所、フジッコ(株)、ブルドックソース(株)、(株)富士通ゼネラル、富士フイルム(株)、ブラザー工業(株)、(株)ミツカン、三菱鉛筆(株)、明星食品(株)、(株)明治(乳業、製菓)、モランボン(株)、ヤマハ(株)、ライオン(株)、ロート製薬(株)、(株)ロッテなどなど。
成功したり、失敗したり、結果はでなかったが、人材が育ったと言われた企業、いろいろな思い出が浮かんできます。
東レは10年と長いおつきあいでした、ロッテも5年以上で、その時のプロジェクトの人たちが役員になって活躍しているのも嬉しいことです、運転免許がなくて仕事をしたダイハツ、マーケットシェア10%時のアサヒビール、キリンビールの新規事業開発も合宿をやりながら深夜まで人生の話をしたり、富士フイルム(株)のデジカメプロジェクトは、今もみんなで定期的に飲み会をしたり、30代での資生堂の仕事では、展開が見えず途中でお腹が痛いと仮病で帰ってきたこともあり、コンサルティングをしていると、寝ている時にプロジェクトのことが夢枕に出てきたり、一つのプロジェクトがうまくいかなくなると、並行しているプロジェクトも影響を受けたり、いろいろありました。
今思い出すと楽しい仕事でした。

≪マツモト・商品開発ミネラル460号;アーカイブス13≫
アーカイブスです、19年前のマツモトミネラルの読み直しです。
2000年にどのような発信をしていたのか?
コメントに、追加のコメント*をつけました。

■『「プチ哲学」佐藤雅彦』
★気づき
・自分のなかに不変のものを持つのもカッコいい。
・あるものの価値を測るのにいろんなものさしがある、そしてどのものさしを選ぶかということが重要。
・日常をとても素直に普通のこととして受け入れることが、いとおしく思える。
・自分の時間で人生を送っているか考え直してみることが大事では。
・次元を変える。2次元的発想から3次元的発想へ。
・動いているものは、動いているものにしか見えない(ツバメの実習)
・あることを知るためにはあることでないことを知る方法もあります。裏を知れば、裏の裏を知れば表がわかります。
・発見の原点は感激です。
・失敗などから『偶然性の発見』が生まれる。
・最終結果(自分がどうしたいか)がはっきりイメージできるとそこから逆算して、スタートのときに何をしておけばいいかがおのずとわかってきます。
・弱点の有効利用。弱点も含めて自分は自分なんですから。
・同じ情報、違う価値。(テレビ売り場のリモコン君)
・多少の恥じらいには、人の無神経さや傲慢さを抑える機能があります。
・『見えないものを見る』(風鈴の話)
・無意識のうちにいつも「ものごとの意味」を探しています。
・古いシステムを使って新しい価値を生みだす。
・いろいろ思ったり、考えてみることは面白い
マツモトミネラル第26号2000年10月14日

★コメント
 興味ある方はぜひ本を読んでください。普通は普通ではないことが分かって楽しいですよ。
*みなさんはどの言葉が好きですか? 謙虚でWHYと?を持っていたい。
「ピタゴラスイッチ」が生まれてくるのも、これらの視点が自分化されているからなのかも。「新しい分かり方」(中央公論社)も面白い本です。

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■『ブランド基本的性格』
★気づき
1)一つの統一性を持った宇宙を確立しながらもその外部に出会うたびになお変容する可能性を示す、つまり「閉じつつ開いている」という不可思議なダイナミズムを持つ
2)ブランドは無限の発展を志向するが、その道において統一性を失うことなくその価値を深め、領分を拡張できる可能性を持ったモノとして
3)単なる商品名ではなく、時間と空間を超越し、しかも共同幻想にとどまらぬ価値を持ったモノ(「ブランド」石井淳蔵岩波新書)
マツモトミネラル第25号2000年09月29日

★コメント
 ブランドとは新しい生活様式だと思っています。「様式」「型」の創造が重要です。
*商品に対してプライドを持つことが強いブランドのもとでは。独自の世界観を持つことも重要。

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■『改良とは』
★気づき
改良=リニューアルとは「創造的な適応」である。
マツモトミネラル第25号2000年09月29日

★コメント
 変化に創造的に対応することが重要です。
*日本品質とは継続的改良だと、ベトナムの起業家に話をしています。

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■『複合家族』
★気づき
フランスの「複合家族」の新しい関係。離婚後も子供を軸に「距離」を見定める考え方。家族といえどもあくまでも「個」と「個」の結びつきを基盤としている。ここでのキーワードは「距離」。距離をいかにとるかが重要。
マツモトミネラル第21号2000年10月14日

★コメント
 関係はよい距離を見つけるのがポイント。みそ汁が冷めない距離は良い距離では。
*個の確立が難しいが、個を確立しなければ新しい繋がりができないのでは?

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■『新しい「家庭需要」を』
★気づき
個人消費がこれから鈍化しそう。新しい「家庭需要」を開発出来ないか。
マツモトミネラル第26号2000年10月14日

★コメント
 若い人たちの個人商品の鈍化が言われています。幸せとは人持ちであって、いい家族持ちでは。日本オリエンテーションのいまのテーマの一つが家族メンテナンス需要の開発です。
*セグメントに対して、家族の各々の要求に対してインテグレーの発想でくくり直して家族みんなで使う商品が開発できないか。

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■『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「部下の育成」忽那公範』
 プロジェクトを推進する上で、部下の育成はとても大切です。3ステップで育成します。ステップ1は、愛すること。ステップ2は、成功体験をさせること。ステップ3は自由にさせること(ただし、見守る)。この3つのステップを順番にすることが大切です。部下が、来た時には、とにかく信じて愛すること。多少失敗しても、あまり叱らないで、ゆるすことです。よく、しつけ、教育と称して、ちょっとしたことでも叱る上司がいますが、それは、お互いに愛する・信じられる関係になってからでよくて、信頼のないまま叱ると、関係が悪くなった状態が長くなって、仕事の効率が悪くなります。ステップ2の成功体験は、手取り足取りしながら、会議のシナリオをすべて上司が考えてもいいので、部下が行動して、まわりから褒められることをすることです。成功体験を何度か経験すると、部下は自信を持ち始めます。そしてステップ3は、部下に任せる。この時に大切なのは、部下を守ること。仕事を進めていくときに、問題児の社員がいることがあって、経験が少ない部下は困ってしまいます。自分で突破できないと悩んでいるときは助けてあげる。この3ステップを順番にすることで一人前のプロジェクトリーダーに育っていくと思います。
わくわく商品開発研究所 忽那公範(くつな きみのり)
https://www.wakuwakuken.com/

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『僕たちは希望という名の列車に乗った』
ベルリンの壁建設前夜の東ドイツを舞台にした青年群像ドラマ、彼らの自由の憧れが、政治的タブーを破り、政府から圧力を受け、密告してエリートの道を歩むのか、信念にもとづき大学進学をあきらめるのかの葛藤。それが西ドイツへの亡命の決意につながる。
レオナルド・シャイヒャー、トム・クラメンツ、ヨナス・ダスラーが若々しく、真摯な青年を好演。オススメです。
『パピヨン』
身に覚えのない殺人事件で、南米ギアナの絶海の孤島にある刑務所に投獄されるパピヨン(チャーリー・ハナム)、過酷な強制労働と、横暴な看守たちからゴミのように扱われる日々 それはすごい横暴でした。脱獄を決意したパピヨン、紙幣を偽造した罪で逮捕された男ドガ(ラミ・マレック)に目をつけ、ドガを守ることと引き換えに逃亡費用を稼ごうとする。やがて2人は奇妙な絆で結ばれていく。
スティーブ・マックイーン、ダスティン・ホフマンの旧作も良かったが、チャーリー・ハナムとラミ・マレックも素晴らしい。オススメです。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第460号(2019/7/2) (c) 1999Japan Orientation
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