1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

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考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第420号

配信日:2017年9月19日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第420号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『セレンディピティ』
      『これが持続可能な未来だ さらば石油、世界も揺れる』
      『ユーチューブ「TVを丸ごと手の中に」』
      『アラフォーママ』
      『つぶやいて!新刊PR作戦出版社、発売前に無料公開 話題性狙う』

<伝言>
第143回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
11月15日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです。
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです。
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。
商品開発カウンセリング−新しい風を吹かせる「場」です
商品開発社内教育−発想刺激の「場」です

2017年9月19日(火)クアラランプールにて
クアランプール マレーシアに来ています。
海外での成功のポイントはローカル化です。
マレー人、中華系の人たち、インド出身の人たちの生活行動をウォッチングしていきたい。特にレストランで食についての嗜好、食べ方などを観察したり、話をしたいと思っています。
クアラルンプールの屋台探検。働いている人はミャンマー人、バングラデシュ人などいろいろです。料理はマレーシア、中国、タイの味が溶け合っていて美味しく、楽しい。なぜかインド料理は少ない。
機中で「未来の年表」を読んで来たが、日本の高齢化、少子化で労働人口が減る中、多民族国家のマレーシア、シンガポールの政策が日本にとっても参考になるのでは。

■『セレンディピティ』
★気づき
 素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。
カッター)当時は紙を切るためにカミソリを使い、すぐ切れなくなって困っていた。偶然に板チョコを割って食べる人を見かけ、板チョコのように刃を折れるようにすればいいとひらめいた。
食品用ラップ)第2次世界大戦中、アメリカ軍兵士の水虫を防止するためブーツに中敷きとして使用したが戦争後使い道を失った。ピクニックで奥さんがレタスをラップフィルムに包んだ事からひらめき、水分をとばさず衛生的に持ち運べると売り出し大ヒット。

★コメント
 調査ではなかなか魅力的な商品は開発できない。任天堂のゲームの開発のきっかけは、新幹線の中で電卓を打って時間潰しをしているビジネスマンを見たことが開発のヒントだと言われている。同じものをみても、気づき、本質を見抜き、商品開発につなげるには、直感力を高めるトレーニングが必要。気づく力、本質を見抜く力の日頃のトレーニングが大事。

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■『これが持続可能な未来だ さらば石油、世界も揺れる』
★気づき
 「太陽光で作った電気を蓄電池でためて電気自動車(EV)で使う。これが持続可能な未来だ」。テスラのカート・ケルティ・シニアディレクターはこう語った。
一気通貫めざす、テスラは2月に社名から「モーターズ」を外した。16年に太陽光発電の米ベンチャーを買収。EV用電池に加え据え置き型蓄電池にも事業を広げる。創業者、イーロン・マスク氏の狙いは発電からEVまで一気通貫のエネルギーインフラを作ることにある。なぜそこまでするのか。
いくらEVを増やしても、エネルギー源から変えなければ根本的な地球温暖化対策につながらない。EVシフトの先には太陽光発電など再生可能エネルギーの拡大が待ち受ける。
日本経済新聞 2017.8.11

★コメント
 自動車産業からエネルギー・ソリューション産業への進化、その一部として自動車産業がある。メイン産業がサブ産業に追い込まれるのでは?ガソリン車がEVになる変換よりもっと大きな産業の大転換の時代が来る。

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■『ユーチューブ「TVを丸ごと手の中に」』
★気づき
 ニューヨークやロサンゼルスなど主要5都市で始まったユーチューブTVのターゲットは、1980年から2000年ごろに生まれた「ミレニアル世代」。動画はスマートフォン(スマホ)で好きなときに楽しむのが基本で、決められた時間にテレビの前に座るのは嫌う。スポーツ中継やドラマに関心がないわけではないが、従来のテレビ放送は「彼らのライフスタイルに合っていない」とウォジスキ氏はいう。
ユーチューブTVの加入者はスマホのアプリやウェブサイトで、四大ネットワークを含む50近いチャンネルが視聴できる。最大の特徴は放っておけば“流しっぱなし”のテレビ放送を、好きな時に視聴できる「ビデオ・オン・デマンド(VOD)」に変える仕掛けにある。好みのジャンルやキーワードを登録すると、該当する番組を容量無制限のクラウドに自動で保存。録りためた番組は簡単に検索・再生できる。
視聴履歴などを分析し、加入者一人一人にオススメの番組を紹介するユーチューブでおなじみの「レコメンデーション」機能にも力を入れる。1契約で最大6人まで個別に好みなどを登録できて、料金は月35ドル(約3900円)。米国の一般的なCATVや衛星放送の半分以下に抑えた。ウォジスキCEOに聞く
日本経済新聞 日時不明

★コメント
 多様な中から自分の好みで選択できるビデオ・オン・デマンド、レコメンデーション機能など、カスタマイズが一番大きな強みでは。これからどんどんマス・カスタマイズが進んで行く。多様化の中の一つの戦略。

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■『アラフォーママ』
★気づき
 第1子の母、2割超が35歳以上
高齢出産は年々増えている。人口動態調査によると、第1子を産んだ人に占める35歳以上の割合は、1995年の4.6%が2015年には21.4%に。また、第一生命経済研究所の調査では、35歳以上で出産した女性の3人に1人は、子どもが小学生以下の時期に親の健康・介護問題(一時的なものを含む)も重なる「ダブルケア」に直面した。

★コメント
 アラフォーママを追っかけてみると面白いのでは。5年後、10年後、15年後、どのようなライフスタイルを展開するのか。

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■『つぶやいて!新刊PR作戦 出版社、発売前に無料公開 話題性狙う』
★気づき
 発売前の本を無料で読んでみませんか? 読者にこんな呼びかけをする出版社が登場している。事前に、ゲラや電子書籍で作品に目を通してもらい、ツイッターなどを通じて評判を「拡散」させて、期待感を高める狙いだ。新たなプロモーションは成功するのか、注目が集まる。「“腕に覚えのある”読者のお力をぜひお借りしたい」。
7月14日、新潮社の特設サイトにそんな呼びかけが載った。合わせて、発売前の小説「ルビンの壺(つぼ)が割れた」を電子書籍やサイトで全文無料で公開。限定2週間の期間中、ダウンロード数は1万を超え、募集したキャッチコピーや、寄せられた感想は計6千件を超えた。宣伝部の馬宮守人次長は「ゲリラ的なプロモーションだったが、予想以上の反響」と驚く。サイトで告知すると、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんや元ライブドア社長の堀江貴文さんらがツイッターやブログなどで取り組みを紹介。瞬く間にサイトへのアクセス数が増加 した。「鳥肌たった。発売前に全編公開する気持ち分かりました」「SNS時代の告知方法としてはうまいな」「小説とプロモーションの両方の結末がどうなるか楽しみだ」など、様々な感想がツイートされている。
朝日新聞 2017.08.02

★コメント
 後追いで、提灯持ち的になってしまいましたが、価値供創のモデルでは。読者と出版社が一緒に本を完成させて行く。モノづくりだけではなく売り方開発にもつながる方法では。

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
観たい映画はたくさんありますが、観る時間がなく残念。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第420号(2017/9/19) (c) 1999Japan Orientation
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