1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第402号

配信日:2016年7月5日

‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・
・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
・・‥‥…………………… by Japan Orientation ………………‥・・・

    ■□ 第402号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『ルールが変える競争の姿』
      『公益資本主義』
      『国境なき医師団から激戦地へ派遣される看護師』
      『ゼンタングル』
      『イケア 家具の役割り再考』

<伝言>
第137回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
“変化はチャンス−変化に気づく力と、本質を引き抜く力を強くしよう”
10月6日スタート
★商品開発プロになるための実践練習場です
★“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ
★好奇心に火をつけるセミナーです
商品開発カウンセリング−新しい風を吹かせる「場」です
商品開発社内教育−発想刺激の「場」です

2016年7月5日(火)
ホーチミン、ハノイに行ってきましたが、気温は同じでもベトナムの方が格段に過ごしやすい。東京の無機的空間が暑さを増幅しているのかも?日本の暑さに負けないように暮らしていきたい。

■『ルールが変える競争の姿』
★気づき
 「米国立標準技術研究所NISTが定めているサイバーセキュリティーの基準が世界標準になりそうだが、日本ではその重要性に気づいている人は官民ともに皆無」デロイトトーマツコンサルティング国分俊史執行役員。
NIST基準は発電設備や航空機、各種センサーを作る工場や企業がサイバー攻撃から身を守るために備える要件を定めたもの。この基準を満たさない工場で作られた製品は、いくら性能が良かったとしても、発電所など重要インフラには採用されないと言う。
日経新聞2016.07.04

★コメント
 日本が気づかないうちにアメリカが世界ルールを作っている。世界ルールを作ることにもっと日本も参加しないと、競争に勝ち残れない。車についても日本が得意なハイブリッド車に対して、欧米、中国では電気自動車、燃料電池車を重視する傾向がある。

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

■『公益資本主義』
★気づき
 営利事業と慈善活動を一体化させ、企業の社会的責任(CSR)活動を人事戦略として使う。「慈善を経営戦略に組み込んだ企業文化が最高の人材を獲得し、離職を防ぐことにつながっている」米セールスファースト・ドッドコムのマーク・ペニオ最高経営責任者。
営利事業にも慈善にも「世界にどれだけ良い影響を与えたかという共通の評価軸を設け、社員らにビジネスや社会の問題解決に努力することを促す。
日経新聞2016.06.28

★コメント
 「マーケティングとは消費者と社会の支持と満足を得るための全社一丸のシステム」が私の持論です。これからは社会の支持と満足を得ることがより重要になる。

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

■『「国境なき医師団」から激戦地へ派遣される看護師』
★気づき
 派遣要請があれば、基本的にどこでも断らない。そのせいか、派遣先は激戦地ばかり。パレスチナ自治区ガザから帰国して1カ月足らずで5月、イエメンの病院へ向かった。20キロほど先に内戦の前線があり、病院の窓の外には空爆対策の土嚢(どのう)が積まれている。7歳の時にテレビで活動を知った。地元埼玉の看護学校を出て病院で働き、豪州で7年間、看護技術と語学を磨いた。そして36歳で憧れの門をたたいた。以来8カ国・地域の11カ所に派遣された。2012年に赴いたシリアは病院も空爆の的になり、秘密の医療活動拠点には瀕死の患者が絶え間なく運ばれた。休暇中は日本の平穏さに憤りを覚え、親宛てに「テロリストに拘束されても動じるな」と遺書も残した。戦争を止めたいと思い詰め、ジャーナリストに転向したいと親しい記者に明かすと「現場に戻れ」と諭された。翌13年、再びシリアへ。爆撃で両足を砕かれた女子高校生は、腐った皮膚を削り取ることしかできなかった。帰国を前に病室を訪ねると、初めて笑顔を見せた。その時にスマホで写したツーショット写真は、それから宝物になった。最近は、平和をうたう国だからこそ持てる力があると感じる。「武力を持たない日本のパスポートだから、他国のスタッフが入れない国でも動ける。どうか変わらないでほしい」(文・写真 高橋美佐子)しらかわゆうこ(42歳)
ひと 朝日新聞2016.06.02

★コメント
 強い想いに共感。武力を持たない、憲法九条の重要性を感じる。

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

■『ゼンタングル』
★気づき
 「禅」がまたもやアメリカで人気になっており、日本でも少しずつ紹介されるようになってきた瞑想とアートを組み合わせた「ゼンタングル」
ゼンタングルは単純なタングル(図形)を描いて模様を作る手法です。集中して何かを描き続けることが、瞑想に似た効果をもたらすのです。実際、じっと瞑想するよりも、手を動かすほうが無心になれる方も多いのでは?

★コメント
 瞑想をやってみたいと思っていましたが、絵を描くことが不得意な私でも出来るかも。ゼンタングルにトライしてみたい。

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

■『イケア 家具の役割り再考』
★気づき
 イケア 家具の役割り再考 住まいのモノを減らす世代に備え、複数機能商品を拡充。
50個のモノで完結するモデル住宅を。衣服がかけやすいイス、メモを貼り付けておくコルクボードと一体化した時計、食卓を兼ねる勉強机、多くのものを持とうとしない次世代の消費者に備える。
日経新聞2016.06.14

★コメント
 もっとシンプルに生きたい人たちのニーズをどう取り込むか、大量消費の時代が終焉を迎えつつある。これからの暮らし、消費を企業はどう考えるか?

・・・‥‥...............‥・・‥.....................‥‥・・

◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『ノーマ、世界を変える料理』
「ノーマ」のオーナーシェフ、レネ・レゼビのドキュメンタリー映画。0を1にする苦闘。映画としてはいまいちでした。
ベトナムに行っていたのであまり映画を見る機会がありませんでした。残念。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

■■■.......................................................................................‥‥・・
■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第402号(2016/7/5) (c) 1999Japan Orientation
・‥‥.......................................................................................‥‥・・

前のミネラル 次のミネラル