1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

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考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第325号

配信日:2012年12月4日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第325号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・新商品開発ミネラル
      『白銀律(大和率)』
      『1.33の美意識』
      『医療分野はデザイン』
      『左足に重心』
      『前衛の先行く満足「感」』

◇伝言
第121回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
"ハッとした出会い、ヒントを"
2013年2月7日(木)スタート。<顧客創造型新商品開発>をめざす"これから"の新・商品開発セミナー商品開発を実践的に、深く学ぶ『場』です。時代・市場・生活価値観の変化を引き抜き(マーケティング・センスアップ)、魅力的コンセプト開発(思考体力)を身につける6日間36時間のセミナーです。

2012年12月4日(火)
今年は、ソウルに行ったり、ベトナム統一鉄道に乗ったり、イスタンブールに行ったり、いろいろ探検をしました。12月の連休に東北へ行ってみようと考えています。大震災後の厳しい状況を感じてきたいと思っています。絶対忘れてはいけない。1月にも、どこか行ってみたいと計画中。70(ななまる)そろそろ、元気です。

■『白銀律(大和率)』
★気づき
 先日のヒントビットに黄金比(1:1.62)のお話がありましたが、白銀律(大和率)の方が日本人は好ましいと感じるようですね。つまり白銀比(1:1.41)の方がふっくらしています。その次に日本人が好むのが正方形(1:1)だそうです。伝統産品の中に結構白銀比と正方形がデザインされているようです。モナリザの顔や名刺、クレジットカード、パルテノン神殿、タバコなどは黄金比で舶来イメージです。ハイビジョンも黄金比ですので、もっと白銀比を打ち出して欲しいと私も思います。
大西正巳 日本オリエンテーションSDP研究所客員研究員

★コメント
 黄金比に対する日本的美の比率のコメントです。大和率デザインにチャレンジしてみてください。
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■『1.33の美意識』
★気づき
 絵のキャンバスには、F、P、Mの3つの縦横比の違うサイズがあります。F(Figure)は普通のサイズで、比は1.36ぐらいです。他の、P(Paysage)が1.57で、M(Marine)は1.83です。大和率と比べると、F以外はどんどん細長くなっています。フランスでは以上の3つのタイプが標準ですが、日本ではS(Square)サイズという、正方形が標準であります。日本には独特の美意識があるようですが、江戸庶民の長屋は九尺二間(9尺×12尺)という狭い空間に寝起きをしていました。2m72×3m64という狭さですが、比は1.33です。私の先祖もこんな狭い所で暮らしていたようですが、1.33の美意識にはどっぷりと浸かっていたようです。
高橋正二郎 日本オリエンテーションSDP研究所客員研究員

★コメント
 正方形を日本人は好きですよね。正方形の美の発見を。正方形を探してみてください。
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■『医療分野はデザイン』
★気づき
 医療分野はデザインの新たな対象。医療事故を防ぐために色や形を活用することが可能だ。錠剤などはデザインの扱い方の違いを示すことが出来る。
川崎和男 名古屋市立大学教授
日経新聞2006.1.4

★コメント
 医療は、より人間の心理、認知を把握して開発しなければ、医療事故が起きやすい。安全設計の参照指標では。
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■『左足に重心』
★気づき
 左足に重心、姿勢も正す−人間の習慣「左半身が前に」
人は重いものを地面に置くとき、無意識に左足近くに置いている。その理由を「人間の体は左半身が前に出ようとする性質を持つため」とする説明がある。近年、スポーツ界でも、これに注目する選手が現れてきている。

★コメント
 左足は、きき目と同じようにきき足なのだ。左足を感じてください。
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■『前衛の先行く満足「感」』
★気づき
 昨今のデザイン界を見ていると、しきりに「顧客満足度」という言葉が頭をよぎる。しかし、デザインとは機能性であれ、使い勝手であれ、美しさであれ、"感覚"という計測できないものを表現するものでもある。ところが現今のデザイン界では、デザインブームという名のもとで「満足度」ばかりが上がっているように見えるのである。
共立女子大教授 映像史、アメリカ研究 生井英考氏

★コメント
 「とんがっているものほどやすらぐ」阿久悠さんは言っていました。満足の先を行く驚きを提案しなければ。
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◆土日朝一番の映画
★「黄金を抱いて翔べ」監督;井筒和幸 キャスト;妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、チャンミン、溝端淳平、西田敏行
高村薫の原作に、7人の個性派俳優の共演、バックの大阪。味のある日本ノワールになっている。最後の親子のありようもグーッとくる。
★「人生の特等席」監督;ロバート・ロレンツ キャスト;クリント・イーストウッド
クリント・イーストウッドを観に行きました。何か自分の今とシンクロするものがあります。年老いた大リーガーの名スカウトと娘のドラマ。偏屈でスカウト一途の父親と、母親を失い弁護士になった娘との親子の関係。偏屈で一途で終わりたいな。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第325号(2012/12/4) (c) 1999Japan Orientation
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