1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

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考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第288号

配信日:2011年6月7日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第288号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・新商品開発ミネラル
      『勝つためのコーチング』
      『アーティストの提案・意見を』
      『「五感通信」実用へ前進』
      『ゲリラマーケティング進化論』
      『消費者はここにいる』

◇伝言
第112回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
8月25日(木)スタートです。
111回は38名の参加でスタートします。お早めにご検討ください。
<顧客創造型新商品開発>をめざす"これから"の新・商品開発セミナー
商品開発を実践的に、深く学ぶ『場』です。

6月7日(火)
日本の政治は政局優先。うーんとうんざり。政治家は政治家としてもっと国民のために働け、働け。政治家の人数が多すぎるので、政局で遊んでいる政治家がいるのでは。 30代中心で40代、50代がサポートする政治体制ができないかな。古い政治に逆戻りしない、新しい政治の推進者に期待。

■『勝つためのコーチング』
★気づき
 勝つためのコーチング−ラグビー監督・清宮氏から探る
チームのスローガンを作ることは大事。一年中口にし続けられる言い易さや、具体的な動きがイメージできるのが絶対条件。早稲田では選手がどんなときでも「アルティメット・クラッシュ」(ULTIMATE CRUSH=徹底的に叩きのめす)を口にして、チームをひとつにまとめ上げる大きな推進力となった。サントリーでも「Alive=全ての局面で生き続ける」をスローガンに掲げ、「一年後、選手がAliveを自分達のプライドと言ってくれれば」と語る。
清宮語録に探る「最強の組織を作るチームリーダー」
常に第三者の目で自分を見つめる、自分の言葉で選手に話しかける、個人に合わせ指導する角度を変える、思ったことはどんどん口にする、反発のエネルギーを実力に変えさせる、沢山の引き出しを持つ、組織力を最優先させる、熱いハートを維持させる、強いスローガンを掲げる、自分を追い詰める、一緒に楽しむ。
(清宮克幸の監督室 第65回 ----- 聞き手:針谷和昌から)

★コメント
 奮い立つ共通のスローガンが大切。マーケティング・チームの中に「ULTIMATECRUSH=徹底的に叩きのめす」「Alive=全ての局面で生き続ける」のような強いスローガンがない。熱いハートをもったリーダーがいま求められているのでは。
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■『アーティストの提案・意見を』
★気づき
 「人類の休日を作れ」。戦争も何もかもやめ電気も使わない。動きを止め耳を澄ませば地球の悲鳴が聞こえる。「芸術家は最良の調停者」。アートは個人の意志を形で表現できる自由な発想。多様な尺度。遊び心。アーティストは今最もよい「調停者」。
日経新聞2005.12.17

★コメント
 経済、政治の世界の権力に対して、アート志向で現在、未来を捉えることは有意義では。
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■『「五感通信」実用へ前進』
★気づき
 「五感通信」実用へ前進−感触や香り再現、遠隔手術・料理に視覚・聴覚にとどまらず、触覚・嗅覚、はては味覚までも電子データに置き換えてやり取りする「五感通信」の研究が加速している。平面画像だけではなく触覚を伴った遠隔手術装置、触覚を伴った分身ロボットによる擬似旅行、におい成分ごとの専用再生装置による料理の香りの通信、五要素の合成による味の再現などさまざまな技術が開発されている。また、東京大学の広瀬教授は「五感で感じた全ての人生をまるごと記録した『ライフログ』」という個人の体験の保存の面での期待を語る。
日経新聞2006.10.15

★コメント
 視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚などの単一感覚から、複合感覚化され、五感でとらえていくことが求められてくるのでは。
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■『ゲリラマーケティング進化論』
★気づき
 イメージ、内なる対話の活用、無意識へ、ポジティブ刺激、言葉からの連想、見込み客が好む表現様式、視覚派、聴覚派、運動感覚派。見込み客は購入後の興奮状態を、運動感覚を通して感じるまで購入決定ができない。マーケティングとはフィリングを売ること。感覚タイプを活用して見込み客の感覚に訴え、それを運動感覚の働く状態へ導き、見込み客を顧客へ変えていく。

★コメント
 「ゲリラマーケティング進化論」のまつもとキーワードメモです。
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■『消費者はここにいる』
★気づき
 電通の発行する不定期刊のマーケティング専門誌『アドバタイジング』の中にユニークな言葉があった。「クリティシューマー」と「ヤンキー消費」だ。
「クリティシューマー」はクリティーク(批評)とコンシューマー(消費者)を組み合わせた造語。ネット時代の消費者は買ったモノ、受けたサービスへの批評を、競ってネットに書き込み、多くの消費者がこの情報を共有する。こうして形作られた集合知が人々の判断材料になる。「広告や企業サイト情報よりも、実際のユーザーの意見を重視する」という人が世代、年齢を問わず8〜9割いるという調査結果も紹介している。
「ヤンキー消費者」は、コラムニストのナンシー関による「日本人の気質はヤンキー、ミーハー、オタクの3つに分けられる」からきている。一億総中流時代の日本ではマーケティング・アプローチはミーハー型が定石だった。代わって浮上したのが「ヤンキー消費者」。仲間や家族など身近な小社会を大切にし、その中で責任と仁義を全うする。洗練とかスマートとかより、人間臭く、気取らないストレートな生き方を理想とする。そんな消費者像。
上から手招きではなく、仲間として振る舞い、傍らで薦めるような手法が有効。
日経MJ2007.10.12

★コメント
 ヨコのコミュニケーションが影響力を持つ。仲間つながりがどんどん拡大して広がっていくのがネット社会。

◆土日朝一番に見たい映画
「愛の勝利」「四つの命」「4月の涙」「昼間から呑む」「インサイドジョブ」「バビロンの陽光」「光のほうへ」
絶対、そして早く見たいのが「愛の勝利」「バビロンの陽光」「光のほうへ」。
「昼間から呑む」はタイトルがいい。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第288号(2011/6/7) (c) 1999Japan Orientation
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