1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモトミネラル」

マツモトミネラル第129号

配信日:2005年02月01日

第129号
『志村ふくみ』『基本の需要性』『自立型生活スタイル』『新しい事業環境』『ポストプライバシー社会』

1月29日・30日で南伊豆の寒桜を見てきました。
寒空の中でピンクのサクラが5?6分咲きでした。
染井吉野の薄桃色の芽も膨らんできました。

★寒中見舞い
2月寒波の来襲です。本当の寒中になりました。
みなさん風邪を引いていませんか。

寒中の中でちょっと考え、悩んでいます。
今より温かいぬるま湯に避難するか、
今よりもっと寒いところにチャレンジするか。
ぬくぬくな「場」へ安易に行ってもおもしろくないし、
厳しい寒さに耐えられるか不安だし。

2月の連休に、オホーツクの流氷でも見に行って来ようかな。  

★マイカレンダー
18日(火)商品カウンセリング。まったくの外部からの参入に対する
対応を検討。
予測が出来ない中で、参入者への先手をどう考えるか。
夜、先輩コンサルタントと会食。攻めのコンサルティングの重要性を
確認。
19日(水)企業訪問。いろいろな課題を抱えていて、待ってましたと
具体的コンサルティングの話へ。秘密保持契約を結んで具体化への話
に。

20日(木)コンサルティング。時代・市場・生活価値観キーワード開
発とキーワードをコンセプトへ。おもしろくコンセプトへ繋げられる
のでは。
21日(金)客員研究員と、イントラネットによる、商品開発システム
の共有化方法の開発。おもしろいシステムが構築できそうです。

22日(土)恒例土日早朝1人で映画を見る、でスピルバーグ監督、ト
ム・ハンクス主演の「ターミナル」を見に行きました。トム・ハンク
スが「人柄」の魅力を好演していました。この映画で「人柄」の魅力
と「プロミス」の強さを感じました。

24日(月)社内仕事。
25日(火)調査会社と新規調査設計に打ち合わせ。
夜、テキストマイニングによる分析結果のクライアントとの打ち合わ
せ。キーワードを取り巻く消費者の生の声が、関係的に読めて、おも
しろい発見につながりました。

27日(木)28日(金)セミナー。「商品開発プログラムのたて方」が
スタート。今回は2人のゲストスピーカーをお招きしました。「こだ
わり開発」「体験の余録」など。

29日(土)30日(日)企業の人と西伊豆へ。カヤックで日本一周を計
画している女性と会う。下田の干物や「万宝」で干物を焼いて満腹し
て堪能。南伊豆の寒桜を見て来ました。

31日(月)商品開発カウンセリング。自社の強さを戦略化する。メイ
ン訴求とサブ訴求をどのようにミックスして差別化、魅力化を図るか。
1日(火)2日(水)大阪出張。   
            日本オリエンテーション 主宰 松本勝英

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■『志村ふくみ』
★解  説
  ものをつくるとは汚すこと。そう思いつつ、偶然が、新たな肌合
 いを生み出す手仕事の魔力から逃れられずに来た。
 わずか4日の間に花を咲かせる、はかない美しさが好き。
 明け方の霧、霞、風の匂い。
 「もののあはれを見つめる繊細な季節感。戦後の豊かさと引き替え
 に精神的なものを置き去りにしてきてしまった。」
                 志村ふくみ 2003.8.8読売新聞

★ミネラル
  紬織り作家、志村ふくみさんの言葉です。
 いのちあるモノのはかなさに美しさがある。その美しさを感じられ
 なくなったしまった今日がある。ヒューマンな商品を開発する「心」
 にしたいと思っています。
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■『基本の需要性』
★解  説
  基本は変わらない。
 事実に真っ正面から向き合い、誠実に対処する。自分がいまどんな
 立場にあるのか、どこに問題があるのかを真剣に追求することが必
 要。
 何が目的であり、何が課題かを明確にすること。全体として何をな
 すべきかを明確にして行動計画を打ち出していくこと。アイディア
 ではダメ。
 行動計画が現実に展開されること。実際に実行し、最後までやり遂
 げることが必要。
 基本は大切だが、人間は人間の性(さが)として現実から目をそら
 す。どうしても現実から目をそらし、困難な仕事を避けてしまうと
 きがある。現実を直視して仕事に取り組むのはつらいからだ。
             米ボストンコンサル バークナー次期CEO
                    2003.8.27 日経産業新聞

★ミネラル
  基本からの逸脱が大きな問題を生んでいる。しかし基本を徹底す
 ることは難しい。新しいことをすぐにしたくなるのが人間です。
 真っ正面、誠実、やり遂げるなどが大切では。
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■『自立型生活スタイル』
★解  説
  住宅に自分流の装い、躍り出る「新」住生活者
 生活者は今、自分なりの価値観を持って、国や企業に依存しすぎな
 い、新たな自立型生活を模索している。そうした流れの中で、住ま
 いに強いこだわりと熱心さを持つ「新」住生活者とも呼べる消費者
 が台頭しつつある。
 「自立型社会」に適応できる人の要件は
 1. 自己充実(私生活重視)
 2. 社会的自立
 3. 社会・公共性の三点。

 花王生活文化研究所は、その評価法として「自分化」指標を作成し
 た。調査の結果、「新」住生活者の生活スタイルの特徴として、
 「おしゃれなインテリアのコーディネイト」「ガーデニングの実施」
 「香りのインテリア的な利用」「掃除への関心の高さ」といった、
 住まいづくりへのこだわりや熱心さがうかがえた。
          加藤玲子 花王生活文化研究所 第二研究室主任
                    2001.8.28 日経流通新聞

★ミネラル
  住宅は、最大な自己実現舞台です。リフォームはただの改修では
 なく、自己の変革でもある。住が大きなテーマになるのでは。
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■『新しい事業環境』
★解  説
  製造業では組み立て量産の利益が低下する半面、部品とサービス
 の利益が高くなる現象が現れた。
 高度な部品とサービスへの需要がますます高まった。そして、部品・
 原材料の調達から組み立て、販売、配送、サービスまでのすべてを
 手がけず、どれかに選択集中することによる、バリューチェーンの
 崩壊現象が強まる。
 新しい顧客価値の創造。そこからポジショニングと組織能力の形成
 が見えてくる。
                 2002.4.11 日経新聞 経済教室
                     KW:顧客価値の創造

★ミネラル
  ソニーの課題でもある。バリューチェーンの崩壊の中で、コアー
 になる部品、サービスの強化が重要になる。IBMはサービスに特
 化し、シャープは液晶というコアーで強さを発揮している。
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■『ポストプライバシー社会』
★解  説
  2つ以上に技術が収斂して1つにまとまった場合、技術本来の効
 能よりも副作用の方が長続きすることがあり得る。思いがけない影
 響を与えそうな、新技術の収斂の完璧な実例がカメラ付き携帯電話
 です。あらゆる個人情報を欲している企業、「のぞき屋」、画像を
 加工した悪用。プライバシーと人権の定義はもとより、あらゆる事
 柄に対する広範な影響を与える。「匿名性の喪失」により、人々の
 信頼関係が崩壊し、相互信頼を二度と修復できないほど傷つけてし
 まうかも。 アルビン&ハイディ・トフラー 2003.11.16読売新聞

★ミネラル
  ポストプライバシー社会は、ジョージ・オーウエルの「1984年」
 の世界になるのでは。思想や言語、セックスに至るまで監視されて
 しまう世界。技術が、プライバシーを侵さない、抑制されたものに
 していくのかが大きな課題です。


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 ■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
 ■■■ 第129号 (2005/2/1) (c) 1999 Japan Orientation
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